【医者による解説】テストステロンクリームで亀頭を大きくすることはできるの?

今回は、テストステロンを含有したクリームを塗った場合に亀頭が大きくなる可能性について、お医者さんに答えてもらいました。

テストステロンとは

テストステロンとは、いわゆる男性ホルモンであり、コレステロールを原料として、(健康な男性では)95%が精巣で作られ、5%が副腎という腎臓の上にある臓器で作られています。

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体内では、標的臓器において5α還元酵素という酵素によって、より活性の強いジヒドロテストステロンに変化し、受容体に結合し、作用します。(テストステロン自体にも活性があります)

テストステロンは、1日に約7㎎程度が精巣から分泌されていますが、これは加齢によって減少していきます。

特に総テストステロンより遊離型テストステロンの方が、加齢に伴ってより顕著に減少するため、遊離型テストステロンを測定することで低下しているかどうかを判断することになっています。

健康な日本人男性においては、8.5pg/mlが正常下限、8.5-11.8pg/mlがボーダーラインとして定められています。(テストステロン分泌には日内変動があるため、通常は早朝に高くなるため、朝早めの時間に採血する必要があります)

テストステロン値を測る方法はこちら↓

自分のテストステロン(男性ホルモン)の値を測る方法!

テストステロンが減少すると・・・

テストステロンを含有したクリームは、陰部に塗布することでテストステロンを補う効果があり、テストステロンが不足している方において、ED改善などの効果が期待されるものです。

ではまず、テストステロンが減少すると、陰茎はどうなるでしょうか。

テストステロンの分泌が減少している方は、陰茎や精巣が縮小することがあります。
前立腺癌の治療でテストステロン値を下げる治療があり、これをホルモン療法といいます。

前立腺癌はテストステロンの作用によって大きくなるので、それをブロックすることで癌の縮小をはかるという治療法です。

この治療法を続けていると、精巣は顕著に縮小しますし、陰茎もやや短縮することがあります。
陰茎の短縮がひどくなると包茎が悪化し、ひどい場合にはそれによって排尿障害が出ることもあります。

さらに、そのような治療をしていなくても、そもそもテストステロンの分泌が少ない方もいます。

健康でも加齢とともに徐々にテストステロンの値は下がってきますが、男性更年期症候群(LOH症候群)など、後天的にテストステロン値が下がる場合もありますし、先天的な病気によってそもそも生まれつきテストステロンの分泌が悪い方もいます。

そのような、テストステロンが欠乏している場合には、テストステロンを補充すると陰茎全体が増大する(元に戻る)可能性はあるかと思います。
(たとえば、陰茎が2-3㎝しかないようなミクロペニスの場合に、テストステロンを注射したり軟膏を塗ったりすることで陰茎長をのばすことを試みることがあります。)

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しかし、健康な成人で、テストステロンの分泌が正常の方にテストステロンクリームを塗った場合にどうかというと、この点については、明確な科学的データはありません。

おそらく効果は全く無いか、わずかに傾向がみられても統計的に有意なほどの効果は無いでしょう。

テストステロンを不用意に投与することの危険性

むしろ、不用意に使用していると弊害が出ることもあります。体内のテストステロンが過剰となることにより、体は「これ以上テストステロンを作らなくてもいい」という指令を出します。

すると、テストステロンを産生する機構をブロックする物質が出てきて、最終的にテストステロンを産生・分泌する能力自体が衰えてしまう可能性があるのです。

実際、前立腺癌の薬物療法でも、最もよく用いられているLHRHアゴニスト製剤というタイプの薬がありますが、その作用機序は、テストステロンの合成を増やす指令を過剰に出させることで、体に「テストステロンを精巣に作らせる刺激が過剰になっている」と認識させ、その刺激を出す部位の数を減らすことで、結果的にテストステロンの分泌が減少する、というものなのです。

つまり、一時的にはテストステロンが多量に放出され、そのあとそれが枯渇していくかのように分泌が減少するというメカニズムなのです。

ひとつのホルモンを過剰に投与すると、このような調整機構が働き、正常な分泌機構が働かなくなることがあるのです。差し詰め、これまで仕事に精力的に取り組んでいた人が、宝くじがあたったことで急に働く意欲を無くしてしまうようなものでしょうか。

特に、成長期にこの現象が起きてしまうと、正常なホルモン環境が崩れ、二次性徴が正常に見られなくなったり、身長増加が早期に停止してしまったりするなどの弊害が出る可能性があり、危険です。

以上より、テストステロンが不足している方おいては、補充する意味合いでテストステロンの入ったクリームを使用することで萎縮が起こるのを防ぐ効果はあるかもしれませんが、健康な人に投与することで陰茎や亀頭が顕著に増大するという保証はなく、むしろ危険性が上回ると考えます。

まとめ

要するに、テストステロンクリームはミクロペニスなどの極端に短小の方には効果が見込めるかもしれませんが、健全な成人男性には効果がないどころか、むしろ体内でテストステロンが分泌される量が減少する可能性があるので、テストステロンクリームを亀頭に塗るのは辞めておいた方がよさそうですね。

それなら、自力で体内のテストステロンの分泌量を多くした方が、良いでしょう。

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