【医者による解説】サプリは肛門から投与したほうが効果があるの? 

質問

お医者さんに質問です。
薬やサプリメントを口から飲むのではなく、肛門に入れたほうが効き目があると聞きました。

それなら、チンコを大きくするサプリメントも肛門から体内へ取り込みたいのですが、実際はどうなのでしょうか?お願いします。

薬やサプリはお尻から投与したほうが効くのか!?

本来、口から投与すべき薬やサプリメントを肛門から投与した場合にどのようなことが起こるかについてお答え致します。

そもそも薬の投与経路には、経口投与、経直腸投与、血管内投与、経膣投与、点眼、点鼻、点耳、吸入、経皮、髄腔内投与、皮下投与、筋肉内投与などといった方法があります。

薬は、基本的には経口投与か、血管内投与を行うことが多いです。

しかし、たとえば意識障害や嚥下障害などがあって口から薬を飲めないような場合で、かといって針を刺して血管内に投与するよりは行いやすい方法として、経直腸投与があります。

たとえば薬が飲めず、かつ点滴も刺しづらい赤ちゃんの場合には、よく経直腸投与が用いられます。

また、飲み込む力が弱っていてどうしてもむせて肺炎になってしまうリスクがある方にも、経直腸投与はよい適応です。

そうした場合にも、経皮投与ができれば非常に楽ですが、皮膚を通過する薬を開発するのは大変ですので、なかなかすべての薬を経皮投与するわけにもいかないのです。

その他、眼・鼻・耳・髄腔に直接薬を届けたい場合には、そうした投与法をとることもあります。
このように、薬は、目的に応じて多様な経路で投与されます。

今回は、それらのうち、経口投与と経直腸投与についてお話致します。

まず、薬やサプリメントを口からではなく肛門にいれて直腸から吸収することで、必ずしも口から飲むよりも効き目を発揮するというわけではありません。

それは、経口投与の薬は口から投与した時に効果を発揮するように作られているためです。

局所にだけ作用を発揮する薬などの一部の例外を除いて、経口投与する薬が効果をあらわすためには血中に溶けることが必要になります。

経口投与用の薬やサプリメントは、胃や小腸上部で吸収され、血流にのって肝臓に到達し、主に肝臓の酵素や腎臓によって代謝されます。

この流れを経て、全身に血流を介して分布して、効果を発揮します。
このとき薬が肝臓で代謝され、肝臓の酵素によって形態を変えることを初回通過効果といいます。

これが薬にとって効果を発現させることになるか、減弱することになるかはその薬ごとに違います。

そういった薬を直腸から吸収しようと試みた際に、消化管で吸収された化学物質は近くの血管を通過します。

直腸で吸収された場合は下直腸静脈と中直腸静脈という血管に入りますが、血管の走行からしてその血流は最初に肝臓にはいかず、心臓に到達して全身に送られることになります。(一部、肝臓に行く上直腸静脈にも吸収されますが、ごくわずかです。)

すると、例えば初回通過効果を受けて初めて効果を発揮できる薬は効果が発揮できない状態のまま全身へと送られるので、意味をなさないということになりますし、反対に直接全身にまわることで血中濃度が上がり過ぎるという場合もあります。

一方、坐薬は元々、経直腸的に吸収されることを想定して作られています。

直腸は本来、少しの水を吸収するのみで、栄養や水の吸収の大部分は小腸が行っています。

そのため、直腸投与した薬は、大腸でのわずかな吸収の流れに乗るために、直腸内に入ったら体温で溶けて粘膜から吸収されるか、薬自体が軟らかくなって吸収されるか、もしくは直腸が分泌している体液によって徐々に溶け、吸収されるような、経直腸投与用のコーティングがなされているのです。

経口投与を前提としたお薬ではこのようなコーティングになっておらず、直腸に投与してもきちんと吸収されないことが多々あります。

直腸内投与と経口投与の違い

直腸内投与と経口投与の違いをまとめた表を以下に示します。

「経口投与よりも直腸内投与の方が吸収の効率が良い」という説はおそらく、直腸内投与では初回通過効果を受けにくいことや、粘膜からの吸収速度が早く血中濃度の立ち上がりが早いことなどを踏まえてのことでしょう。

確かに、たとえばアルコールを直腸内に入れたときには、急速に吸収され、肝臓でも代謝されず、血中アルコール濃度が上がることから、アルコール中毒を起こしやすくなることが知られており、時折死亡事故も起きてしまうほどです。

また、消炎鎮痛剤の類は経口投与よりも直腸内投与の方が素早く、かつ切れ味のよい効果を得ることができる場合があります。

その理由は、直腸投与が経口投与よりも吸収スピードが早いからです。

正しい用法を守ったほうが最大限の効果を発揮することが出来る!

ただし、これはあくまでも、お薬を直腸内投与に適した剤型に変更してから直腸内投与に切り替えて用いていた場合の話で、処方箋やCMでよく耳にする「用法・用量を守って正しく使用しましょう」というのは副作用などの危険回避のためだけでなく、お薬本来のポテンシャルをしっかりと発揮してもらう使用方法をしてもらうために、そういった注意喚起がされているのです。

以上のように、薬やサプリメントをよりしっかり効かせたいと思って、肛門から入れても、効果がむしろ減弱してしまうか、または血中濃度が急に高くなりすぎて副作用ばかり出てしまうといった可能性が考えらえます。

正しい用法を守ることが、薬の効果を最大限発揮することにつながる、と覚えておきましょう。

以上、お医者さんによる解説でした。

まとめ

要するに、口から飲むように作られているサプリメントや薬は、口から摂取するように構成されているので普通に口から摂取したほうが良いってことですね。

口から飲む薬やサプリメントを無理にお尻に入れても、体内に溶け込まず効果が薄くなる可能性があるので辞めておいた方が良いでしょう。

結論:サプリメントでチンコを大きくしたい人は、普通に口から飲みましょう!

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