毛の濃さとチンコサイズの関係性についてお医者さんに聞いてみた!
目次
質問
旦那はスネとかモモとか毛深くなくて良いんですが、腕は産毛、ヒゲも濃くなくアレが小さいってことと関係ありますかね?
ホルモンとなにか関係があるのでしょうか?身体の毛とアレのサイズの関係性について教えてください。
男性ホルモンとは
男性ホルモンとはテストステロン、ジヒドロテストステロン、ジヒドロエピアンドロステロンなどのホルモンの総称です。
これらはステロイドホルモンに分類されており、男性女性どちらの体にも存在しています。
ステロイドホルモンは副腎皮質でコレステロールから合成されるホルモン群です。
男性の場合、男性ホルモンは精巣にあるライディッヒ細胞という細胞が分泌しています。
女性の場合は卵巣にある顆粒細胞が分泌していますが、その多くは顆粒細胞の近くにある卵胞上皮細胞という別の細胞がもつアロマターゼという酵素によって女性ホルモンへと変換されて用いられています。
男性ホルモンの合成経路
男性ホルモンの合成経路についてです。
以下の表は副腎皮質で行われる、ステロイドホルモンの合成経路です。右側の下2行を見ると、「テストステロン=男性ホルモン↔エストラジオール=女性ホルモン」と繋がっているのが分かります
男性ホルモンの作用
蛋白同化作用
蛋白質を同化する作用が男性ホルモンにはあります。
同化は部品(アミノ酸)を利用して製品(筋肉)を組み立てるイメージです。
対義語に異化という言葉があります。異化は組み立てたものを分解して他のものに再利用するイメージです。
男性ホルモンは蛋白同化作用を有していますから、筋肉増強などの作用が、男性ホルモンが増えることで起きてきます。
ボディービルダーなどがステロイドを服用する場合があるのは、この作用を期待しているためです。
成長促進作用
男性ホルモンには骨形成促進作用がありますから骨格を大きく成長させる作用があります。
また、男性ホルモンには下垂体から成長ホルモンを分泌させる作用や、肝臓からIGF-1という強い成長促進作用を有する物質を放出させる作用がありますので、一層成長を促進します。
男性の二次性徴の発現
男性ホルモンは視床下部や下垂体からのホルモンと連動して二次性徴を発現させます。以下が、二次性徴が発現するまでの流れです。
①視床下部からの性腺刺激ホルモン放出ホルモンが下垂体を刺激する
②刺激によって下垂体から性腺刺激ホルモンが出る
③精巣に働きかけ、精巣からテストステロンやその他アンドロゲンが分泌される
④第二次性徴の発現
これらの一連の流れが起きる時期を一般に思春期と呼んでいます。
男性ホルモンの分泌が開始されると、まずは男性器の発達が生じます。性器の発達度合いはTannerによる分類によって唱えられています。
第一期:思春期前
第二期:思春期開始。陰嚢、精巣が大きさを増し、陰嚢は赤みを帯びる
第三期:陰茎がやや太く、長くなり陰嚢と精巣はさらに大きさを増す
第四期:陰茎は長くなり黒みを帯びる。亀頭の発達も見られ陰嚢、精巣はさらに大きくなる。
第五期:成人型となる
以上が男性の二次性徴です。
精子形成の促進
性腺刺激ホルモンによって刺激された精巣では、ライディッヒ細胞がテストステロンを分泌します。
精巣には精子とライディッヒの間細胞の他にもう一つ、セルトリ細胞という細胞があります。
この細胞も同様に性腺刺激ホルモンによって刺激され、アンドロゲン結合タンパク(ABP)と言うものを分泌します。テストステロンはABPと結合することで精子形成を促進していることが分かっています。
体毛の増加
精巣で作られたテストステロンが血中に分泌され、全身に分布することで性器以外でも男性化が見られるようになります。
その代表例に体毛が濃くなることがあります。
ちなみに、テストステロンはそのままだと体の細胞に対して作用を発現できません。
ステロイドホルモンは細胞の核内で作用を発現しますが、テストステロンのままだと核内に移行することができないからです。
血中を流れ、どこか取り込まれた細胞内で酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンに変換され、DHTが受容体に結合することでようやく細胞の核の中に入ることができ、作用を発現することができます。
作用を発現すると、男性らしい蛋白質を合成され始め、男性ホルモンとしての役割を果たすのです。
男性型脱毛症
一般的に男性ホルモンは骨・筋肉の発達を促進し、体毛を濃くするホルモンですが、頭においてだけはむしろ逆の作用を有していることが分かっています。
テストステロンは毛の一番根元にある毛乳頭細胞に運ばれるとⅡ型5α-リダクターゼという酵素によってDHTへと変換されます。DHTはテストステロンよりも活性が高く、しかも逆方向の活性を有しています。
ゆえに、毛のもととなる毛母細胞の増殖がDHTによって抑制され、本来の毛の寿命よりも短縮することがあります。これが男性型脱毛症です。
腕やひげの毛が薄いということは、男性ホルモンが少ないのかも!?
マイクロペニスという言葉を聞いたことはあるでしょうか。
小陰茎症とも呼ばれ、医学的にしっかりと定義されている性機能疾患の一つです。
日本では成人男性で勃起時の陰茎の長さが5㎝以下のものと定義されています。
一次性徴後、思春期になると正常であれば男性ホルモンによって生殖器の成長が進むのですが、量的に男性ホルモンが不足していると成長が途中で止まってしまいます。
その結果、陰茎が非常に小さいままになってしまいます。
仮にホルモンの分泌量が正常でも、セットになる受容体側に異常があっても同様の問題が生じます。
染色体異常やステロイドホルモン合成の際に必須となる酵素の欠損などによって性分化異常をきたすとマイクロペニスになる場合があります。
治療としては足りないホルモンを補充したり外科的に増大術を施したりします。
また、高齢になると前立腺がんにかかる方が増えますが、その治療として男性ホルモンを抑える治療(ホルモン療法)を行うことがあります。
このホルモン療法では、男性ホルモンをつくる臓器である精巣の働きを抑制しますので、精巣は半分以下に萎縮してしまいます。
それと同時に、実は陰茎も少し小さくなるのです。
ご高齢の男性でホルモン療法を受けていると、陰茎が小さくなることによって包茎がひどくなり、80歳といった年齢で包茎手術を受けられる方もいるのです。
今回のご相談者様の旦那様の場合、毛深くなく、かつ陰茎も小さいということですが、もしかすると男性ホルモンの分泌量が少なめなのかもしれません。
きっと女性的なきれいな顔立ちをされていて、比較的筋肉の少ない体つきをされているのではないでしょうか。
程度にもよりますが、あまりに小さいようであれば一度お近くの泌尿器科で男性ホルモンの値を検査(採血)されるのも選択肢のひとつかと思います。
調べたからといって必ずしも治療ができるわけではないので、その点はご留意ください。
ちんちん丸が亀頭増大、長径手術を受けた ABCクリニック
管理人、ちんちん丸も飲んだ!人気No.1性器増大サプリメント「ヴィトックスα」